ファンタジックチルドレン(7)賛否両論?



FCを見てから
一ヶ月は経っているのに
余韻がなかなか抜けなかった。


そんなわけで、
感想行脚をしていたのだが、
ラストについては
意外と賛否両論だったので驚いた。


青年(ソラン)とヘルガが
出会うところが
蛇足だとか、
トーマが可哀想だとか。

言われてみればそうかもな、
とは思うものの、
私はそこまで違和感は
感じていなかった。
昔一度見ていて、
ラストをちょっと
憶えていたせいもあるが。



ほかの人は
違和感を覚えたところを、
私はなぜ
受け入れていたのだろうかと
考えてみた。


まず、トーマが可哀想という点は、
前半での描写で
私自身が満足していた分、
感じなかったのだろうと思う。

トーマは、
学校には通っていないので
友達はいないが、
家庭に恵まれ、性格もよく、
元気いっぱいに育っている男の子。
そうした描写が存分にされていた。

そのおかげで、トーマは
満ち足りた生活を
送っていることが伝わった。

トーマが前世での大きな傷を
思い出したとはいえ、
それはやはり過去で、
現在のトーマには現在の人生があり、
未来があり、
トーマにはトーマの恋愛が
あっていい。

そう思えたから、
トーマとヘルガが結ばれなくても、
全然構わなかった。

セスが犯したことと、
ティナとソランの境遇を
理解した上で、
トーマから
「ソランは必ず来る」
と聞けたときには、
しびれるくらい
かっこいいと思った。

しかし、
私もトーマが可哀想だと
思わなかったわけではない。
結末には満足しているが、
11歳の子に
あの過去を思い出させるのは
酷だよな、とは思っていた。笑。



そして、
ソランの生まれ変わりと
思しき青年と、
ヘルガが出会う
ラストについて。

物語の結末としては、
きれいだったと思う。

それに、
ティナとソランが出会ってこそ、
セスが報われるのだと
感じていた。

セスは、
ティナとソランに対し、
500年も謝りつづけていた。
そのセスが、
罪の意識から解放されるには
どうしたらいいのか。
それは、
ティナとソランが
幸せになることでは
ないだろうか。

あの結末は、
ティナとソランのためでもあり、
セスのためでもあったと思う。




とはいえ、
自分が大感動した場面でも、
納得いかん、と思っていた人も
いるのだと知ると、
複雑だ。笑。
好きなキャラクターや
見た人の見方によって、
感想が違うのは当然なのだけれど。

こうした作品であれば尚更、
作り手側がいい加減に作っているとは
思えないので、
どういうふうに見せたかったのか、
なにを描きたかったのか等を
理解したいと思って見ているが、
私も、基本的には
自分の見たいようにしか見ていない。


チットが誰の生まれ変わりかと
予想していた人もいたようで、
私はそこまでは考えなかったので、
面白いなと思った。

チットは、
おそらくトーマのミスリードには
一役買っていたのだと思う。
予め、“ヘルガと二人の男の子”
という構図を見せることには、
意味があった。



総評としては、
気になるところがあるという人でも
見てよかった、
面白かった、
という意見をよく見かけた。

放送当時、深夜だったこともあり
知名度が低いかもしれないが、
これからも愛されていってほしい
作品の一つだ。







スポンサーサイト



0 Comments